バス旅行にもさまざまなものはありますが、最近人気が高いのはカニバスです。カニバスとは、カニを食べるために日本海側の地方に行くバスのことを言います。カニバスとはどのような特徴があるかを説明していきます。
カニバスの出発地は関西発が多いカニバスは、秋から冬にかけてカニを食べるためのツアーになります。多くは日本海側にある兵庫県や鳥取県を目指して出発するため出発地は京都や大阪などの関西地方が中心になります。例えば大阪から出発する場合は、日帰りのパターンと一泊二日のパターンがあります。
バスで一泊をすることはなく、現地まで2時間から3時間程度で到着するため、昼間に出発して昼間到着し、その晩は夕方に出発に戻るか、現地のホテルや旅館で一泊するかのどちらかになります。バスは4列シートが普通で、事前に予約が必要です。
参加者は仲間同士が多いですが、一人が参加する人も少なくありません。現地ではおいしいカニ料理が用意されており、満腹になるまでカニ料理を食べることが可能です。
カニバスの旅行が人気の理由は、現地が観光地だからです。朝方出発しお昼前ごろに現地に到着しますが、たいてい到着した場所は観光地であることが多く、温泉街を目的地に設定しているところも少なくありません。
お昼は、温泉があるホテルや旅館などの食堂を借りて、鍋料理が出てきます。当然カニ鍋が中心で、中にはカニの刺し身や甲羅焼などをメニューの中に入れているところもあります。お昼を食べ終わった後は基本的に自由時間です。
日帰りの場合はこの時にお土産を買うこともできますが、現地の温泉に入ることも可能です。ツアーによっては3時間近く自由時間があるため、温泉地の共同浴場をはしごしたり、ホテルの温泉に入ってくつろぐ人も多いです。
カニバスは、日帰りの場合夕方には現地を出て出発地には夜到着する行程です。帰りも行きと同じようにトイレ休憩がありますので、トイレのない車両でも心配いりません。現地の土産を買わなかった人は、途中のサービスエリアでお土産を買ってもよいでしょう。
カニバス旅行の参加者は年々増えており、直前になると予約ができない時もあります。このようにカニバスの旅行の人気が高い理由は料金が安いからです。料金は日帰りでおよそ8000円ほどになります。
個人で行くならば、往復をして温泉に入るだけで8000円はかかってしまうでしょう。カニ料理まで食べると1万円を超えてしまうのが普通です。安く設定することが可能な理由は、バスで移動していることと、旅行会社が団体割引きを使っているからです。